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世界の踊りかた

【プチ書評】感性には磨き方があるらしい【久石譲】

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こんにちは、ぬる(@null_strayed_) です。

文系大学生という時間的にも世間的にも許されまくった身分を何に使おうか、と思いまして。

 

クリエイターになろう\(^o^)/と思い立ちました。SNSとか上手く使ってバズりたい。頑張ってデビューしたい。

 

作家になります。こっちのブログかもしれないし、なろうとかエブリスタかは分からんですが何かしらのサイトで公開します。チェックしてね!!喜ぶから!!

 

余談から始まりました/(^o^)\

さて、今回は「感性」のお話。センスだとかそういったそれって上手く言語化出来るの?っていう部分について語られた書籍です。

 

著者はなんと久石譲。これでノウハウを上手く吸収してジブリ次回作は僕が曲を作らせて頂くことに。

なるといいですね。

 

この記事は久石譲の著書「感動をつくれますか?」のプチ書評です。

「感性」について、中々興味深い洞察がなされています。クリエイターは必見、そうでなくともトップクリエイターの見方について興味がある方はぜひお読みください\(^o^)/

 

[:contents]
 

結局のところ「質<量」である

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第二章「直感力を磨く」は次の文から始まります。

最近いろんな人と話していて思うのは、結局いかに多くのものを観て、聴いて、読んでいるかが大切だということだ。

想像力の源である感性、その土台になっているのは自分の中の知識や経験の蓄積だ。そのストックを、絶対量を増やしていくことが、自分のキャパシティ(受容力)を広げることにつながる。

ふむふむ。

例えば、「こういう事をするのは無駄だ」と割り切って大事なものを選び抜いてそれだけやろうとする人とかいますよね。

 

彼らは効率性を重視する中で結果までのプロセスが短い。結果が出るのが早い、と考えることが出来ますが知識や経験の蓄積が浅いままなんですね。

 

これはいけない。感性の土台となる豊富な知識や経験が足りないんです。足元ぐらんぐらん。

 

クリエイティブさが求められるときに必要な感性は「回り道」とも取れるくらいの経験値が必要なのですね。

 

また、こんな言葉も。

ものをつくることを職業としていくには、一つや二ついいものができるだけではダメだ。生涯に一作であれば、誰でもいい曲がつくれる。小説だって書けるし、映画だって撮れる。

(中略)仕事は〝点〟ではなく〝線〟だ。集中して物事を考え、創作する作業を、次へまた次へとコンスタントに続けられるかどうか。それができるから、作曲家です、小説家です、映画監督ですと名乗って生きていける。

これも「量」を重視した見方ですね!

こだわり続けて作る渾身の一作、というのは確かに素晴らしい作品にはなりますが仕事にはなり得ないでしょう。量をこなしていく。その中でいかに質を保っていくか、ということを意識するべきかもしれません。

 

 

「感性の肝」とは

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また、文中で久石氏はこんな言葉も残しています。

作曲には、論理的な思考と感覚的なひらめきを要する。

論理的思考の基になるものが、自分の中にある知識や体験などの集積だ。何を学び、何を体験して自分の血肉としてきたかが、論理性の根本にある。

感性の九五パーセントくらいは、実はこれなのではないだろうか。

つまり、その論理性に基づいて思考していけば、あるレベルに達するものはいつでもできるはずだということになる。

 

ふむふむ!

クリエイターを賞賛する際によく「感性するどいなあ」 とか「すげえ感性してるわ天才だわ」とか言いますよね。

 

あれのなんと95%が「論理的な思考」から出来ているのですね!

 

つまり、何の才能もない人だろうと「95%」まではその界隈のトップクリエイターに追いつけるということを示唆しています。

 

なかなか魅力的ですね!\(^o^)/

 

ですが、その残りの5%「感覚的なひらめき」がやはり大きな決め手になるのかも。

 

肝心な要素は、残りの五パーセントの中にある。それが作り手のセンス。感覚的ひらめきである。創作にオリジナリティを与えるその人ならではのスパイスのようなもの。これこそが〝想像力の肝〟だ。

 

あ~/(^o^)\

やっぱりここばっかは無理かもですね。天才が天才たる所以のブラックボックスな感じがします。

ですが、次にこう続けます。

ところが、もっと突き詰めていけば、その直感を磨いているのも、実は自分の過去の体験である。ものをつくるということは、ここからここまでは論理性でここからが独自の感覚だと割り切れるようなものではなくて、自分の中にあるものをすべてひっくるめたカオス状態の中で向き合っていくことだ。

 

おおお!\(^o^)/

「ひらめき」すらも過去の経験値から生まれるのですね!

 

これで残りの5%も埋めることが出来るかもしれません。

 

「過去の経験」 をどれだけ積むかはクリエイターにとって本当に重要なのですね。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

  • 質よりも量を意識する
  • 経験の中で「論理的な思考」+「感覚的なひらめき」 を身につける

もちろんただ量だけを考えるのは具の骨頂。質をしっかりと意識します。考えながら走り抜ける!ということが大事なのかもしれません。

 

クリエイターの方はこれらを意識すると「感性」にさらに磨きがかかるかもしれません。

この記事が役に立ったならそれはとても嬉しいことです\(^o^)/

 

それではっ